質問を頂いて、汎用性がないというか、少ない書体をあまり使っていない事に気づいてしまいました。使う事が少ない、単純に造形がいいなと思う書体を欧文・和文で3つずつ、挙げたいと思います。
1)欧文
・Marmalade
たまにロゴなどで使用します。こうした極端なストロークのスクリプト書体には憧れがあります。
http://marketplace.veer.com/type/jbt0000078
・Meta
汎用性あるやんけ!と怒られそうですがエリック・シュピーカーマンのデザインしたこれは、意外と本文では透明、見出しやロゴに使用すると独自性が浮き出てくる不思議な書体です。お守りとしてMacに入れてあります。
http://goo.gl/PNr7H
・Stone Sans
本当に石に彫ったようなクセありの造形が…嘘です、サムナー・ストーンさんが作られたのでStone Sansなんですね。クセなしだと思うのですが、これも一字ずつ拾うと意外と使いどころを日本語圏では迷う書体です。Serif(Timesみたいなヒゲ付き書体)もあります。
http://blog.excite.co.jp/t-director/12347580/
2)和文
・Osaka
汎用性というか、今使えないというか…以前はMacに標準添付されていたフォントです。そしてビットマップフォントでも可読性と独自性の両方を維持していた非常に珍しい書体で、朗文堂に居た時卒業制作の題材にしたほど興味があります。ドットフォント状態のフォームは70年代にレジスターなどのレシート印字用に使用されていたものが発端です…面白くありません?
http://goo.gl/B7gwv
Osakaについては、開発者のドキュメントをこちらに置いておきました。
http://tatsdesign.tumblr.com/post/9706893906/mac-os-8-5-osaka
・光朝
田中一光先生がデザインされた「Bodoniと混植可能な」明朝体。田中一光明朝…なので光朝です。本文にはまったく向かない強烈なコントラストのストロークは印字した瞬間、力場のようなものがそこに立ち現れます。
http://www.morisawa.co.jp/font/fontlist/details/fontfamily005.html
・グレコ
こうした書体を明朝ではなく、楷書体と言います。たまにというか、一度しか使用した事がないのですが、ホワイトスペースにポンと置いたときの説得力は同様の楷書体の中では群を抜いていると思います。
http://www.fontworks.co.jp/typography/family/greco — 有馬トモユキのインタビュー - tatsdesignインタビュー